東京で事業資金融資をサポート|融資申請サポート室

運転資金とは

運転資金運転資金とは、会社の正常な営業活動を行っていくうえで必要と認められる事業資金の事です。一言で言うと、「事業を回していく為の事業資金」のことです。
商品在庫を増やすための事業資金も運転資金ですし、社員の給与や賞与を支払ったりするのも運転資金です。買掛金の支払い、ガス代、電気代、電話料金等々の支払い、事務所の家賃や地代の支払いも運転資金です。これらの経費が突然、支払えませんという状態にならないように、事前に資金繰りをうまくやって、事業を回していく必要があります。
また、売掛金を回収する前に支払しなければならない場合、売掛金を回収するまでの期間、先行して資金が必要になる場合、つなぐ為の資金が必要となります。これも運転資金になります。 工場等の製造業の場合は、仕入れた原材料を投下し、仕掛品を経て製品として完成します。そこまでが棚卸資産となります。製品を販売してもすぐには入金されず、一般的には売掛金が発生し、売掛金は現金で回収または受取手形を取得することとなります。受取手形は期日にようやく現金で回収となります。その一方で原材料を仕入れたら買掛金が発生します。買掛金は現金で支払うか、あるいは手形で支払いますが、支払手形期日には現金で支払わなければなりません。原則的には入金よりも支払いの方が先行します。その入金と支払の「差」だけ事業資金が必要となります。それも運転資金です。 運転資金は、財務諸表等から計算できます。 しかし、多くの企業において月毎の売り上げは月によって変動しますので、期末日といったある一時点での状況だけで運転資金を機械的に計算するのではなく、期中の事業の状況を総合的に考慮して一定の幅を持って計算することが必要です。 企業にとっては、棚卸資産の分だけお金を寝かせていますし、売上債権の分だけ顧客からの入金を待たされている状態です。逆に仕入債務の分だけ支払いを待ってもらっているといえるのです。 したがって、運転資金の分だけ資金繰りが苦しくなるといえますから、その資金を事業資金融資等によって調達する必要がどうしても出てきます。 企業が黒字倒産をしたということを耳にする場合がよくありますが、運転資金が調達できないと、全体では利益は出ていても、資金繰りに窮して支払不能に陥ります。小切手を振り出していた場合などは、残高不足で落ちなければ不渡りになって、最悪倒産に陥ります。 つまり財務諸表上では黒字でも、運転資金が不足すると倒産するという可能性があるわけです。
日本政策金融公庫や銀行、信用金庫等の金融機関にとって、この運転資金に対応する貸出というのは、返済原資が売上債権の回収や棚卸資産の販売によって明確であり、業績に支障が発生しない限りはリスクが少なく、取り組みやすい融資であるといえます。
かつては運転資金に対応する融資として、銀行は中小企業に対して手形割引、手形貸付、当座貸越といった短期の融資で資金繰りを支えてきました。例えば、手形貸付なら期日一括返済の条件によって金利だけ負担していればよく、業績の大幅な悪化等の変化がなければ返済期日が到来しても再貸出が行われていました。中小企業にとっては返済する必要のない資本金的な役割を果たす借入金でした。 しかし最近は手形貸付による融資が減少傾向にありますし、手形の発行も減少していることから分かるように、運転資金に対応する融資も、日本政策金融公庫、銀行、信用金庫等の金融機関は、証書貸付による長期貸出をメインに行っています。 企業側にとっては長期の借入ならば早期に一括返済を求められる可能性は少ないといえますが、毎月の約定弁済が発生することから、毎月の返済分に対応する融資が定期的に行われないと、運転資金は不安定化することになります。 もし、運転資金が足りなくなってしてしまうと、事業の継続ができなくなります。 たとえ、支払を一時的に待ってもらうなどしたとしても、企業の信頼性が損なわれていくことになりますので、極力回避することが不可欠です。 その点が運転資金はどんな会社や個人事業主でも事業資金の融資を受けている理由でもあり、経営・事業を継続し、企業の信用を維持していくうえでは、決して間違った選択ではなく、正常な状態だと言えます。 企業としては出来るだけ早期の段階で運転資金に必要な金額を算出して、運転資金の事業資金融資が必要な場合には、早めにその準備を整えていく必要があります。

ページトップへ

創業融資・事業資金融資を専門の行政書士がサポート。法律手続きの専門家、国家資格者(行政書士等)が運営する事業資金融資サポートだからこそ安心です。融資成功率90%超!お客様のリスク0%!成功報酬制で安心。他行で断られた方も、緊急融資希望の方もOK。横浜・神奈川・東京での資金調達ならお任せ。ご依頼は全国から受付。

無料相談お申し込みフォーム